日本ウォーターワーク協会 J.W.W.Aは水難救助犬の育成と愛犬の健康増進を目的に活動しています

エキスパートクラス

ウォーターワーク・エキスパートクラス

参加条件

  1. 参加犬は生後18ヵ月以上であること。
  2. また、オープンクラスで160ポイント以上を保有のこと。
  3. 2年間の間にエキスパートクラスに合格できなかった場合は、再度オープンクラスで競技をすること。

エキスパートクラスは7種目あります。
最高取得点数=240ポイント、合格点数=130ポイント

種目1 レイ・ダウン(グループでのフセてマテ)難易度=2

 

 

laydown

 

 

 

 
競技リーダーがハンドラーと犬を位置につかせます。
各競技者との間隔は5mで、水場から5m離れています。
競技リーダーの指示により、ハンドラーは犬にコマンドあるいはハンドシグナルで犬にフセをさせ、待機します。
その後ハンドラーは犬をフセの状態で残し、競技リーダーの所へ集まります。
最高3分間フセマテをしています。
競技リーダーがハンドラーに競技の仕方などを説明している間、犬はフセをして待っていなければなりません。
競技リーダーの指示により、ハンドラーは犬の所へ戻ります。
そこでコマンド「スワレ」を与えます。犬が座ったところで、この競技は終了です。

失格

  • 犬が競技の遂行を拒否したとき
  • ハンドラーが物理的に犬に援助を行ったとき
  • 犬が体を起こし、所定の位置を犬の体、2体分ほどの距離で
    離れたとき。

種目2 レトリーブ・フロム・ブリッジ(桟橋からのレトリービング)難易度=3
ret-bridge
犬とハンドラーは桟橋にいます。
ハンドラーはダンベル等の水に浮く物品を手にしています。
犬はヒールポジションでハンドラーの横に座っています。
水の深さは、犬が飛び込んだ時、水底に足がつかないほどの深さが必要です。
競技リーダーの指示により、ハンドラーは10mほど沖に物品を投げます。
競技リーダーの指示で、ハンドラーは犬を沖に出します。
犬は桟橋から飛び下り、物品をくわえ陸へ運搬します。
ハンドラーは犬が泳いでいる間に岸に戻り、犬を迎えます。
競技リーダーの指示でハンドラーは物品を渡すコマンドで犬から物品を受け取ります。
この時、犬はヒールポジションでスワレの状態です。

失格

  • 犬が競技の遂行を拒否したとき
  • ハンドラーが物理的に犬に援助を与えたとき
  • ハンドラーが競技中に水場に入ったとき

種目3 ロープ・キャリング・アンド・プリング・ア・ボート(ロープの運搬とボートの牽引)難易度=3
ropecarry-boat
犬とハンドラーは水場に向っています。
犬はヒールポジションでハンドラーの横に座っています。
ハンドラーは端に結び目のある、およそ3mのロープを持っています。
15m沖にはアシスタントとボートを漕ぐ人がボートに乗って待機しています。
競技リーダーの指示により、ハンドラーはコマンドで犬にロープをくわえさせ、ボートに乗っているアシスタントのところに運ばせます。
犬がボートまで泳ぎ着いたら、アシスタントはロープの端をボートにくくりつけるか、手で持っています。
その後、犬はロープをくわえたまま陸までボートを牽引します。
ボートの底が水底につくか、犬の足が水底につく所まできたら、競技は終了です。

失格

  • 犬が競技の遂行を拒否したとき
  • 競技中にハンドラーが犬に物理的に援助を与えたとき
  • ハンドラーが競技中に水場へ入ったとき

種目4 ディレクテッド・ライフライン・プリング(方向指示を伴う浮輪の運搬・牽引)難易度=5
D-lifeline
犬とアシスタントは水場に向っています。
犬はヒールポジションでハンドラーの横に座っています。
ロープの端に結び目のある、3mのロープでくくりつけられた浮輪があります。
2人の溺者役のアシスタントが15m沖にいます。
2人の間隔は15mです。
競技リーダーはどちらの溺者を岸に連れてくるか、ハンドラーに指示を出します。
ハンドラーのコマンドで犬はすばやくロープをくわえ、指示された方へ泳いでいきます。
犬が溺者のところへ着いたら、溺者は浮輪をつかみ、陸まで牽引してもらいます。
浅瀬に着いたところで、ハンドラーが犬と牽引された溺者を迎え競技は終了です。

失格

  • 犬が競技の遂行を拒否したとき
  • 犬が指示したのと違う溺者を運んだとき
  • 競技中にハンドラーが犬に物理的な援助を与えたとき

種目5 アンダーウォーターレトリービング(水底からの物品持来)難易度=3
underwater
犬とハンドラーは水場に向っています。
犬はヒールポジションでハンドラーの横に座っています。
ハンドラーはアンダーウォーターレトリービング用の水に沈む物品を手にしています。
競技リーダーの指示でハンドラーと犬は一緒に水辺へ出て行きます。
犬の腹に水があたる程度の水深まで進んでください。
そこで犬は立った状態で待っています。
ハンドラーは犬から1m先に物品を投げ、物品が沈んだら、コマンドで犬に探させます。
犬は水中に沈んだ物品を探し、ハンドラーの所へ持って行きます。
3分以内に3回のレトリービングを行うことができます。
ハンドラーの手に物品が渡ったところで競技終了です。

失格

  • 犬が競技の遂行を拒否したとき
  • ハンドラーが物理的に犬に援助を与えたとき
  • 時間内にできなかった、3回の試みも失敗してしまった場合

種目6 ディレクション・レトリービング(方向指示を伴うレトリービング)難易度=3
Direction-retrieve
犬とハンドラーは水場に向っています。
犬はヒールポジションでハンドラーの横に座っています。
15m沖に2つの同じ物品(救命胴衣等)が15mの間隔で浮いています。
競技リーダーがどちらの物品を先に持ってくるか指示を出します。
競技リーダーの指示で、ハンドラーは犬を沖に出します。
犬は物品に向って泳ぎ、優しくくわえて保持し、岸にいるハンドラーに向って運搬します。
競技リーダーの指示でハンドラーは物品を渡すコマンドで犬から物品を受け取ります。
もう一方の物品もレトリービングして競技は終了です。

失格

  • 犬が競技の遂行を拒否したとき
  • ハンドラーが物理的に犬に援助を与えたとき
  • 犬が指示したのと違う物品を運んだとき
  • 競技中にハンドラーが水場へ入ったとき

種目7 ライフセービング・フロム・ボート(ボートからの救命)難易度=5
lifesaving-boat
15m沖のボートに、犬・ハンドラー・溺者役・ボートを漕ぐ人が
乗っています。
競技リーダーは、ハンドラーが準備できたら溺者役に水の中へ入るよう、合図を出します。
溺者役はジャッジから見える場所に浮いています。
ハンドラーはコマンドで犬に水中へ飛び込むよう指示を出します。
犬は溺者役を見つけボートあるいはいちばん近くの陸まで牽引します。
牽引中は溺者役は泳いではいけません。
溺者役がボートについた時、又は犬の足がつく浅瀬まで牽引され、ハンドラーが溺者役を救助したところで競技終了です。

失格

  • 犬が競技の遂行を拒否したとき
  • 溺者役が水に入る前に、犬が水へ飛び込んだとき
  • 溺者役が牽引中に泳いだとき
  • ハンドラーが牽引中に犬と一緒に泳いだとき

競技会で課される事のあるその他の種目

上記基本種目に変えて課されます

種目8 ストレンジャーレスキュー(他人の救助)難易度=6
strangerrescue
犬とハンドラーは水場に向っています。
犬はヒールポジションでハンドラーの横に座っています。
水場には15m沖に溺者役のアシスタントがいます。
競技リーダーは「準備ができましたか」と聞き、その後「開始」の合図を出します。
ここで競技の開始となり同時にタイムの計測が始まります。
犬は1分以内に、水場に出ていかなければなりません。
このとき使用する道具類(浮き輪・ロープ)はハンドラーの判断で、使用しても、しなくても良い。
溺者役のアシスタントを岸まで牽引し救助すること。
犬の足が水底についた時点で、ハンドラーが溺者役のアシスタントを救助することで競技は終了です。

失格

  • 犬が競技の遂行を拒否したとき
  • タイムオーバーしたとき
  • ハンドラーが競技中に水場へ入ったとき

種目9 ロープ・キャリング(ロープの運搬)難易度=5
ropecarry
犬とハンドラーは水場に向っています。
犬はヒールポジションでハンドラーの横に座っています。
岸の地面には25mのロープが置かれています。
水場には15m沖に溺者役のアシスタントがいます。
競技リーダーは「準備ができましたか」と聞き、その後「開始」の合図を出します。
ここで競技の開始となり同時にタイムの計測が始まります。
ハンドラーが犬にロープを手渡すか、犬が直接地面からロープをくわえてもかまいません。
犬は1分以内にロープをくわえ、水場に出ていかなければなりません。
ハンドラーは岸で待機しており、ロープのもう片方の端を手にしています。
溺者役のアシスタントが犬の運んできたロープをつかんだ所で競技は終了です。
その後、溺者役のアシスタントと犬は岸まで一緒に泳ぎます。
また、そのロープを使って、溺者役のアシスタントを牽引することが出来れば、高い評価を得られます。

失格

  • 犬が競技の遂行を拒否したとき
  • タイムオーバーしたとき
  • ハンドラーが競技中に水場へ入ったとき

種目10 コンプリヘンシブ(全体の印象)難易度=1

種目と種目の間に犬とハンドラーがどのような振る舞いをしたか、または犬がどれだけ協力的に、あるいは積極的に集中して競技に参加したかを審査します。