J・W・W・A認定試験
水難救助犬認定(内水面・湖沼)試験実施要領
はじめに
私たちが行っている「ウォーターワーク」は家庭犬として育てられた犬に、水難救助技術をハンドラーとともに習得してもらい、非常時に人命救助の一助になれば良いと考えています。
「ウォーターサーチ」や「災害救助犬」等との違いは出動要請があってから出動するのではなく、偶然目の前で溺者(本人・家族・友人・知人・他人)に遭遇した時、自己責任において判断し、救助することができれば良いと考えています。
目 的
水難救助技術を習得することにより、犬および人の健康増進を図ると共に、社会に貢献することを目的とする。
主 催
一般社団法人 日本ウォーターワーク協会(Japan Water Work Association)(以下協会という)。
方 法
水難救助犬およびハンドラーとしての技量や資質を確認するため、審査会を開催する。
審査基準
技術の習熟度に応じ下記3種類とする。
1級
(溺者役は意識がなく、自力で行動ができない第三者を、あらゆる手段を使って救助できると認定される、犬とハンドラーのチームに与える)
2級
(溺者役が家族以外の友人・知人を、あらゆる手段を使って救助できると認定される、犬とハンドラーのチームに与える)
3級
(溺者役が家族の場合、あらゆる手段を使って救助できると認定される、犬とハンドラーのチームに与える)
審査方法
服従試験と実技試験の2種目を実施し、両方に合格したものを認定する。
なお審査員は協会以外の審査員に委託することもある。
試験科目
試験項目は以下によるものとする。
- 服従試験
- レイダウン
- スイム&レスキュー(2年以内にS&Rテストに合格していれば免除)
- アンダーウォーターレトリーブ④桟橋からのレトリーブ
- 救助試験および口答試験
- 二人以上の溺者役の救助
- 現場状況の把握能力