レトリーブクラス
ウォーターワーク・レトリーブクラス
参加条件
- 小型犬、中型犬のクラスでTake handler in tow(ハンドラーの牽引)はありません。
- このクラスに参加するためにはSテスト(スイムテスト)に合格しなければなりません。
S TEST(スイムテスト)
25mのスイムと10m沖に投げた物品のレトリーブです。
レトリーブクラスの種目は5種目あります。
最高取得点数=170ポイント、合格点数=80ポイント
種目1 シングル・レトリービング(単純な物品持来)難易度=3
犬とハンドラーは水場に向っています。
ハンドラーは手に物品を持ち、犬はヒールポジションでハンドラーの横に座っています。
競技リーダーの指示で、ハンドラーは10m沖に物品を投げます。
競技リーダーの指示で、ハンドラーは犬を沖に出します。
犬は物品に向って泳ぎ、優しく物品をくわえて保持し、岸にいるハンドラーに向って運搬します。
競技リーダーの指示でハンドラーは物品を渡すコマンドで犬から物品を受け取ります。失格
- 犬が競技の遂行を拒否したとき
- ハンドラーが物理的に犬に援助を行ったとき
- ハンドラーが競技中に水場に入ったとき
- 水場で物品が口から放され、それを犬がくわえ直さなかったとき
種目2 サーチ・レトリービング(探索を伴う物品持来)難易度=3
犬とハンドラーは水場に背を向け岸に向っています。
犬はヒールポジションでハンドラーの横に座っています。
競技リーダー等が水中に浮く物品を岸から15m沖に浮かべます。
競技リーダーの指示で、ハンドラーと犬は水場に向って座りなおします。
競技リーダーの指示で、ハンドラーは犬を沖に出します。
犬は誰の助けも借りずに物品の位置を突き止め、物品に向って泳ぎ、優しく物品をくわえて保持し、岸にいるハンドラーに向って運搬します。
競技リーダーの指示でハンドラーは物品を渡すコマンドで犬から物品を受け取ります。失格
- 犬が競技の遂行を拒否したとき
- ハンドラーが物理的に犬に援助を与えたとき
- ハンドラーが競技中に水場に入ったとき
- 犬が水場で物品を口から離し、再びくわえ直すのを拒否したとき
種目3 ディレクション・レトリービング(方向指示を伴う物品持来)難易度=3
犬とハンドラーは水場に向っています。
犬はヒールポジションでハンドラーの横に座っています。
15m沖に2つの同じ物品(救命胴衣等)が15mの間隔で
浮いています。
競技リーダーがどちらの物品を先に持ってくるか指示を出します。
競技リーダーの指示で、ハンドラーは犬を沖に出します。
犬は物品に向って泳ぎ、優しくくわえて保持し、岸にいる
ハンドラーに向って運搬します。
競技リーダーの指示でハンドラーは物品を渡すコマンドで
犬から物品を受け取ります。
もう一方の物品もレトリービングして競技は終了です。失格
- 犬が競技の遂行を拒否したとき
- ハンドラーが物理的に犬に援助を与えたとき
- 犬が指示したのと違う物品を運んだとき
- 競技中にハンドラーが水場へ入ったとき
種目4 トイ・キャリング(おもちゃの運搬)難易度=4
犬はアシスタントと岸で待機しています。
ハンドラーは沖合い15mの所で犬の大好きなオモチャを持っています。
競技リーダーの開始の合図と同時にタイム計測が始まります。
ハンドラーは犬を呼び、犬がハンドラーに向かって泳いで行きます。
そして、水中に浮いたまま、オモチャを犬にくわえさせます。
犬は優しくオモチャをくわえて保持します。
この時アシスタントが岸から犬を呼びます。
犬がアシスタントにオモチャを渡したところで競技終了です。失格
- 犬が競技の遂行を拒否したとき
- ハンドラーが物理的に犬に援助を行ったとき
- 犬が水場で物品を口から離し、再びくわえ直すのを拒否したとき
種目5 スイム・ウィズ・ハンドラー(ハンドラーとの遊泳) 難易度=4
犬とハンドラーは水場に向っています。
犬はヒールポジションでハンドラーの横に座っています。
競技リーダーの指示で、犬はヒールポジションでハンドラーと一緒に水場に出て行き、そのまま水の中を進み、
泳げる深さに来たところで、水泳を開始します。
その後、さらに10m沖まで泳いで行きます。
10mの水泳の後、犬とハンドラーは岸へ向かってターンし、犬はハンドラーのコマンドによってハンドラーの先を泳ぎハンドラーを岸まで牽引します。
この時ハンドラーは泳いではいけません。
犬の足が水底についたところで競技終了です。失格
- 犬が競技の遂行を拒否したとき
- ハンドラーが物理的に犬に援助を与えたとき
- 犬が牽引している間にハンドラーが泳いだとき